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加齢臭対策と予防のヒント

40歳を過ぎたら加齢臭の対策と予防を!
加齢臭とは、40代から50代にかけて体から強く発せられる臭いの事です。
その原因はノネナールという物質である事がわかってきましたが、この臭い物質のノネナールは、男性女性問わず同じように皮膚から発散されます。
加齢臭に気付いたら、早めに対策と予防をしましょう。

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加齢臭とは何か

「加齢臭」とは、中高年特有の体臭の事を言い、別名「オヤジ臭」などとも言われています。
特に40代から50代にかけて強く発せられるこの臭いの原因は不飽和アルデヒドのノネナールという物質であることを、2000年に化粧品メーカーの資生堂が発見し、「加齢臭」という名称がつけられ、一般的に広くこの言葉が使われるようになりました。

人間の皮膚の表面には、皮膚のうるおいを保つための皮脂腺がありますが、この皮脂腺の中には、パルミトオレイン酸という脂肪酸が含まれています。このパルミトオレイン酸が過酸化脂質と結びついて、酸化、分解する事により加齢臭の元となるノネナールが作られますが、この過酸化脂質は、活性酸素が体内に大量に発生する事により増加します。

そしてこの臭い物質のノネナールは、男性女性問わず同じように皮膚から発散されます。
「オヤジ臭」と言われる事もありますが、加齢臭は実は男性女性ともに共通のものなのです。

加齢臭の原因

加齢臭が発生する原因として、次のような事があげられます。

●加齢によるパルミトオレイン酸の増加
40歳頃から皮脂腺の中にあるパルミトオレイン酸という老化物質が増加しますが、これが過酸化脂質と結びついて酸化、分解する事により、ノネナールという物質が発生し、加齢臭の元になります。

●喫煙(タバコ)
タバコを吸うと活性酸素が増えますが、この活性酸素はノネナールの発生を促進します。
また、タバコに含まれるニコチンにより、汗が出やすくなるため、この汗の臭いが体臭をますますひどくさせます。

●脂肪分の多い食生活
肉類や乳製品などが多く野菜不足の食事では、皮脂腺にたまる脂肪分も多くなり、その結果ノネナールの量が増え、加齢臭も増加します。

●ストレス
ストレスがたまると、活性酸素が増加します。その結果、脂質が酸化して過酸化脂質が作られ、加齢臭の原因となるノネナールが発生しやすくなります。

●その他
不規則な生活や食品添加物、農薬などの化学物質、大気汚染なども活性酸素が増加する原因となり、結果としてノネナールが発生、加齢臭の原因となります。

女性の加齢臭

女性の加齢臭は男性ほど強くはありませんが、加齢臭の元になるノネナールという物質は、男女問わず発生します。
しかし、女性は男性に比べ皮脂の分泌量が少ないのと、女性ホルモンに酸化を抑止する効果がある為、女性のほうがノネナールの発生が少ない傾向にあります。

まだ閉経前の40歳代の女性は女性ホルモンによって体が守られているため、酸化に対する抑止力も働いているので、加齢臭の発生も抑えられているのです。

閉経後の50代、60代となると女性ホルモンの分泌量も低下してくるため、男性と同じ条件になってしまい、気付かぬうちに加齢臭が発生しているという事もありますので、注意が必要です。

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加齢臭の対策と予防

加齢臭というものは、40代以降になってある日ふと気付いたり、あるいは自分ではなかなか気付かなかったりするものです。
自分にとってもまた周囲にとっても良い影響は与えませんので、中高年になったら男性も女性も臭いというものに気を配り、対策や予防をするようにしましょう。

その前にまず、加齢臭が発生しているかどうかチェックしてみてください。

[加齢臭のチェック法]
体の中で加齢臭が特に発生するのは、首の後ろです。
服を脱いだ時に首の後ろの襟元あたりの臭いをチェックしてみましょう。
臭うようなら加齢臭が発生している可能性があります。

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加齢臭対策と予防のヒント

加齢臭対策と予防は、次のような事をヒントにしてください。

●体を清潔に保つ
毎日お風呂に入り、体を清潔に保つ事が加齢臭対策の基本です。
皮膚表面の汚れや過多な脂肪分を石鹸などできれいに洗い落としましょう。また、汗をかいたらこまめにシャワーを浴びたり、下着を取りかえるなどして、常在菌の繁殖を防ぐようにしましょう。
身につける衣類もこまめに洗い、常に清潔に保つようにしましょう。

●「抗酸化作用」のある食べ物を多く摂る
加齢臭の予防には体内の活性酸素を減らす事が重要ですが、この活性酸素の働きを抑える事を「抗酸化」と言います。
「抗酸化作用」のある食べ物を積極的にとる事により、ノネナールの発生を抑え、加齢臭を防いだり予防をする事ができます。

そのためには、ビタミン類(ビタミンC、ビタミンE)、カロチノイド(βカロチン、βクリプトキサンチン、リコピンなど)、ポリフェノール類(フラボノイド、カテキン、イソフラボン、アントシアニン)などを多く含む食品を摂るようにしましょう。

【ビタミンCを多く含む食品】
ピーマン・ほうれんそう・パセリ・春菊・トマト・チンゲン菜・みかん・グレープフルーツ・イチゴなど

【ビタミンEを多く含む食品】
カボチャ・さつまいも・アスパラガス・ほうれんそう・うなぎ・マグロ・鮭・ブルーベリー・ピーナツ・玄米など

【ポリフェノールを多く含む食品】
ワイン・チョコレート・ぶどう・お茶(カテキン)・大豆(イソフラボン)・ブルーベリー(アントシアニン)など

【カロチノイドを多く含む食品】
にんじん・パセリ・ほうれん草・トマトなど

●脂肪過多の食事を避ける
欧米化した食生活は、肉類や乳製品などの脂肪分を摂り過ぎる傾向があります。
皮脂腺にたまる脂肪分が多くなると、加齢臭の原因であるノネナールの発生も増加しますので、脂肪過多の食事を避け、魚介類や野菜類を豊富に使った食事を心がけましょう。

●喫煙(タバコ)をやめる
タバコは体の中で大量の活性酸素を作りますので、加齢臭の原因になるノネナールを発生させる他、体にしみついたヤニ臭さがさらに体臭を悪化させます。健康のためにも禁煙しましょう。

●過度な飲酒をしない
アルコールは体内では、異物として肝臓で解毒されますが、その際活性酸素を発生させるため、加齢臭の原因にもなります。飲みすぎないことが、加齢臭の予防になります。

●ストレスをためない
ストレスを受けると、体内ではホルモンが分泌されますが、その際に活性酸素が発生し、加齢臭の原因になります。ストレスは、早めに解消するようにしましょう。

●激しい運動を避ける
活性酸素は何もしなくても呼吸をしているだけで発生しますが、激しい運動をすると呼吸量も増えるので活性酸素も多く発生します。
ただし、ウォーキングなどの有酸素運動は血行を良くし、活性酸素を減らす事ができるので、加齢臭の予防になります。

●加工食品を避ける
加工食品に含まれる食品添加物は体内では異物として肝臓で解毒されますが、その時に活性酸素が発生し、加齢臭の原因になります。できる限り加工食品を避けることが、加齢臭の予防になります。

●健康補助食品(サプリメント)を摂取する
「抗酸化作用」のあるビタミンCやビタミンE、ポリフェノールやカロチンなどを食事でなかなか取れない場合は健康補助食品(サプリメント)で摂取する方法もあります。ポリフェノール、イソフラボン、コエンザイムQ10、αリポ酸、白金ナノコロイドなどのサプリメントも加齢臭対策になります。

●加齢臭を抑える商品の使用
石鹸、ボディシャンプー、ボディローション、パウダー、消臭スプレーの使用により、加齢臭を軽減したり、抑える事ができます。

●便秘を防ぐ
便秘は便が大腸に溜まっている状態ですが、その場合、汗腺や皮脂腺からその臭いがにじみ出て、加齢臭をより臭くすると言われています。便秘を防ぎ、加齢臭も予防するには、大腸をきれいにする食物繊維を含む食品を摂ることが大切です。

●加齢臭対策グッズの活用
昨今では、数々の加齢臭対策グッズが販売されています。加齢臭対策シャツや、肌着タイプの体臭分解シャツ、消臭ポロシャツ、加齢臭対策用靴下など、色々なものがありますので、利用してみるのも一つの方法です。

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■ひとくちメモ
中高年になってから発生する加齢臭は、対策次第で軽減したり予防したりする事ができます。
しかし、まず第一には体を清潔に保つ事です。50代、60代の女性は男性と同じ条件にありながら、加齢臭があまり問題になりません。女性の場合、清潔やおしゃれに対する意識が高い事がその理由と言われます。
男性の場合も「オヤジ臭い」などと言われないように、若い頃以上に「清潔」というものに関心を持ち、気を配りましょう。

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