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無添加・無農薬の自然食品を!

無添加、無農薬の自然食品は安全な上においしい!
健康元気生活の基本は食生活です。
無添加、無農薬の自然食品を意識して取り入れるようにしましょう。

食品添加物の毒性と危険性

[食品添加物とは]
食品添加物とは、「食品衛生法」第2条に「食品の製造の過程において又は食品の加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものを言う」と定義されているものを言います。
その中でも化学反応によって作られた合成添加物と動植物を素材として作られた天然添加物に分けられます。

合成添加物は人体にとっては異物である化学物質から作られるため、さまざまなアレルギー症状の原因になったり、発がん性が疑われているものが多くあります。
では、天然添加物なら、安全かと言うと、そうとも言い切れません。
もともと食品ではない動植物から抽出された天然添加物もあり、アレルギー症状を引き起こすものも多くあるからです。

[食品添加物の摂取量は?]
日本で使用されている食品添加物の種類(厚生労働省が許可しているもの)は、約1500種類となっています。
そして、平均的日本人は1日に約11gの食品添加物を摂取、年間に換算すると約4kgもの食品添加物を摂取していることになります。
1kg袋入りの砂糖やお味噌を想像してみてください。その4個分もの食品添加物が体内に入っていることになります。

[食品添加物の毒性]
食品添加物の毒性としては次のようなものがあげられます。
◆遺伝毒性・・・ 遺伝的に悪影響をもたらす恐れのある毒性を言います。摂取した本人だけでなく、子や孫など次の世代まで悪影響を及ぼします。
◆変異原性・・・ 遺伝子が傷つけられ、突然変異を起こす性質を言います。その結果、奇形や発ガンの確率が高まります。
◆発ガン性 ・・・ガン細胞を発生させる恐れのある性質を言います。
◆その他・・・アレルギー症状を引き起こす、ガンを進行させる、染色体異常を引き起こす、成長を抑制するなどの毒性があります。

[食品添加物の種類]
約1500種類の食品添加物を目的別に分けると次のようになります。
◆腐ったり変質するのを防ぐ・・・保存料・酸化防止剤・防カビ剤・殺菌剤・防腐剤・皮膜剤・日持ち向上剤など。
◆味や色、香りを良くするために使用・・・調味料・甘味料・酸味料・香料・香辛料抽出物・着色料・発色剤・漂白剤・光沢剤など。
◆口当りを良くするために使用・・・増粘剤・ゲル化剤・安定剤・結着剤・膨張剤・発泡剤・ガムベース・ガム軟化剤など。
◆食品を製造する過程で使用・・・豆腐凝固剤・消泡剤・かんすい・小麦改良剤・pH調整剤・酵素・抽出溶剤など。
◆栄養を高めるために使用・・・ビタミン・カルシウム・鉄ビタミン・カルシウム・鉄など。

[表示されない食品添加物]
食品添加物の中でも次のようなものは使用しても表示が義務付けられていないので注意が必要です。
◆加工助剤・・・食品を加工する際に加えられるが、完成する時には除去するか、中和してあるもの。
◆キャリーオーバー・・・原材料に含まれる添加物は表示しなくても良いとされています。
◆栄養強化のための添加物・・・粉ミルクや栄養ドリンクなどに栄養強化のために添加されたビタミンやカルシウムなど。
◆面積が小さいもの・・・ひと口チョコレートなど、5.5cm角、30c㎡以下の小さな食品。

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農薬の毒性と危険性

[農薬の毒性]
農薬の毒性には「慢性毒性」「急性毒性」「突然変異性」「発ガン性」などがあります。
また、分解されずに農産物や環境に残っている「残留農薬」の危険性も問題になっています。
特に高い残留農薬が確認されたものには次のようなものがあります。

◆野 菜: セロリ、ミツバ、青ジソ、白菜、ほうれん草、小松菜、レタス
◆果 実: イチゴ、ぶどう、りんご
◆輸入品: レモン、オレンジ、グレープフルーツ、バナナ、イチゴ、チェリー
      小麦、大豆、とうもろこし
◆その他: お茶(国産、外国産)
    参照「残留農薬データーブック」(三省堂)より

[ポストハーベスト農薬の危険性]
「ポストハーベスト農薬」とは、収穫後の農産物の品質を保つために使う農薬のことです。現在は日本では禁止されていますが、主に海外より輸入されている農産物には国内よりも甘い許容基準で使用されています。
たとえば、穀物などは防虫剤を直接かけたものが輸入され、その後、豆腐や納豆、味噌、しょう油、マカロニやパンなどの原料として使用されます。レモンやオレンジ、チェリーなどの果物類は殺菌剤や防カビ剤がたっぷりかけられているのが現状です。
また、ジャガイモの芽止め剤は1000倍に規制緩和され、使用されています。

食品を少しでも安全に食べるには?

現在の日本では、食品添加物や農薬を100パーセント避ける事は不可能と言えるでしょう。
私たちにできる事は食品添加物や農薬の毒性を正しく知り、自衛策としてなるべく安全な方法で食べるようにする事です。

食品を少しでも安全に食べるためのヒント

●キャベツ、レタス、白菜など・・・外側の葉を捨てるようにすれば、残留農薬の危険性が減少します。
●りんご、トマトなど・・・なるべく皮をむいて食べるようにします。
●ハム、ソーセージ、ベーコンなど・・・調理前にさっと湯の中に入れます。
●漬物・・・切ったあと、水にさらします。つけ汁は捨てるようにします。
●しらす干し、ちりめんじゃこ・・・さっと湯通しした後、水気を切ります。
●お茶・・・飲む前に一度、湯通しします。
●パン・・・イーストフードが使われているものはトーストしてから食べるようにします。
●ゆでそば・ゆでうどん・・・一度ゆでるか、湯通ししてから煮込むようにします。
●豆腐・・・パックから取り出し、しばらく水につけておきます。
●カップめん・・・最初に入れたお湯は1分ほどしてから捨て、新しいお湯を入れてからスープを溶かします。
●輸入かんきつ類・・・農薬が使用されており除去方法はありません。特に果皮は食べないほうが安全です。

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■ひとくちメモ
食の安全性が叫ばれている中、食品の偽装表示が次々と明らかになっています。
食品添加物や農薬汚染から身を守らなければならない上に、原料や賞味期限の偽表示など、一般消費者にとっては何を信じて良いものか、わからなくなっている状態です。
今、私たちにできる事は防衛策としてなるべく無添加、無農薬の自然食品を選び、毎日の食卓にのせて行く事です。
また、今後は生産者、消費者ともに「本当に安全な食品」を追求し、信頼関係を築いて行くことが大切と言えるでしょう。

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