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耳の中に異物が入った時の対処法

まずは耳の中に何が入ったかを確認しよう
耳の中の異物(外耳道異物)には大きく分けて、「虫や昆虫などの生物」、「ピアスのキャッチや小石などの小さな物質」、「水」の3種類があります。
それぞれに対処法があるので、いざという時のために覚えておきましょう。

耳に入る異物の種類

耳の穴から鼓膜までの外耳道には、異物が入りやすいものです。
外耳道とは、長さ25~35㎜のS字状の筒で、突き当たりが鼓膜になっています。
この部分に入る異物を「外耳道異物」と言っていますが、一般に外耳道異物には、次のように3種類あります。

虫や昆虫などの生物
小さな虫や昆虫などの生き物が耳の穴に入り込んだもの。
主なものに、蚊やアリ、クモ、ゴキブリ、蛾、コガネムシ、ダニなどがあります。

小さな物質
生き物以外の物質が何らかの原因で耳の中に入ってしまったもの。
主なものに、ピアスのキャッチ、ボタン電池、小石、ビーズ、BB弾、豆、マッチ棒の頭、髪の毛、ペットの毛、補聴器の部品、耳かき棒や綿棒の先端、イヤホンの先端などがあります。


プールや海、お風呂などで耳の中に水が入る事があります。
水が入った場合は、そのままにしておいても自然に蒸発してしまうので心配ありませんが、気になるので早く取りたいという場合はいくつかの方法があります。

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耳に異物が入った時の対処法

耳の中に異物が入った場合の対処法として、入り口付近で異物が見える場合は先の丸いヘアピンピンセットなどで取り出す事もできますが、先のとがったもので無理やり出そうとすると耳を傷つけて出血したり、奥のほうへ押し込んでしまったり、時には鼓膜が破けたりすることがあります。
なかなか取れない場合や耳の奥のほうに入ってしまった場合は、無理に取り出そうとせずに耳鼻科医を受診するようにしましょう。

耳の中に虫が入ったら

耳に虫が入った場合、耳の中で動くため一刻も早く取り出したくなりますが、落ち着いて懐中電灯を用意してください。
部屋を暗くし、耳たぶを引いて、耳の入り口付近から中に向かって懐中電灯の光を当てます。

昆虫の多くは光に向かって集まるという習性があるため、外に飛び出してきます。
この方法で出て来ない場合は、虫が入っている耳を上側にして家族にぬるま湯を耳の中にたらしてもらい、洗い出すようにします。(冷たい水は耳の中を刺激してめまいを引き起こすことがあるので、避けてください。)

また、タバコの煙を耳の中に吹き込んでいぶり出すという方法や、オリーブ油・ベビーオイル・サラダ油などを一滴入れて、虫を窒息させてから取り出すという方法もあります。
ただし、あせってピンセットなどでつかみ出そうとすると、外耳道を傷つけたり、鼓膜を損傷してしまうことがあるので、十分に注意してください。
なかなか取り出せないときや、虫が奥のほうに入ってしまった場合は、決して無理をせず耳鼻科を受診して取り出してもらいましょう。

耳の中に小さな物質が入ったら

外耳道異物の中で最も多いのが、髪の毛、ペットの毛、ピアスのキャッチ、ボタン電池、小石、ビーズ、BB弾、豆、マッチ棒の頭、補聴器の部品、耳かき棒や綿棒の先端、イヤホンの先端などの小さな物質です。

髪の毛やペットの毛が入った場合は、カサカサと音がしますが、LEDライト付き耳かきなどで確認できれば、取り出すことも可能です。
しかし、奥のほうに入ってしまったり、小さすぎてなかなか取り出せないときは、耳鼻科を受診して取り出してもらいましょう。

ピアスのキャッチ、ボタン電池、小石、ビーズなどの小さく硬い異物が入った場合は、異物の入ったほうの耳を下に向け、耳のすぐ上の側頭部を親指の付け根などでトントン叩いたり、耳たぶをうしろの方へ引っ張りながら、反対側の頭をトントンとたたくようにすると出て来る場合があります。

また、外から異物が見える場合は、ヘアピンの丸いほうを耳に入れて異物を引っ掛けるようにして出すという方法もあります。
しかし、奥のほうに入ってしまった場合は無理に出そうとせず、耳鼻科を受診して取り出してもらうようにしましょう。

虫以外の異物で、痛みがなければ一晩くらいそのままにしておいても心配ありません。耳鼻科では異物を取り出すための色々な特殊器具が揃っているので、無理に取ろうとせずに専門医にまかせるようにしたほうが安全です。

寝る時はなるべく異物の入っているほうの耳を下にして寝てください。睡眠中に自然に出ていることもあるので、翌朝は枕の周辺を良く確認してください。

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耳の中に水が入ったら

プールや海、お風呂でのシャワーやシャンプー時など、耳の中(外耳道)に水が入る事があります。

最初は、水の表面張力により「ボワー」とした閉塞感がありますが、通常はそのまま放置しても数時間で自然に蒸発してしまいます。

しかし、少しでも早く水を抜きたい場合は、いくつかの方法があります。
水が入ったほうの耳を下に向けて片足でトントンとはねてみたり、仰向けに寝転がり水が入っているほうの耳を下にすると、水が出てくる場合があります。

また、綿棒を静かに入れて吸い取ったり、ティッシュをこより状にして耳の中に入れると、水を吸い取る事ができます。
この場合、耳の中の皮膚を傷つけないように、決して擦らず慎重に行ってください。

家の中にいる場合は、ドライヤーの弱い温風を当てたり、温かいタオルをあてたりして温めると水が出やすくなります。

また、海や川、プールなどで耳の中に水が入った場合は、熱い石やコンクリートなどに水の入ったほうの耳をつけると出てくる事があります。

※耳の中に入った水は、何もしなくても自然に蒸発しますが、1日経っても違和感が続く場合は、耳の中の炎症など水以外の原因が考えられるので、早めに耳鼻科を受診してください。

●耳の中の観察に

ごく小さな異物なら、「ライト付き耳かき」や「耳かき用スコープ」で耳の中を観察することができます。
耳かき用として常備しておくのもおすすめです。

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■ひとくちメモ
耳の中にいきなり虫が入ると本当にイヤなものですね。
しかし光に向かって集まるという虫の習性をうまく利用する事により、解決できる場合があります。

また、小さな子供では何が入ったか、うまく説明できずに泣き叫ぶこともあります。
そんな時は無理に耳の中のものを取ろうとせずに、耳鼻科の専門医にまかせましょう。


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