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舌がヒリヒリ痛むのはなぜ?

舌がヒリヒリと痛んで食事がつらかったり、眠れない時があります。
痛む原因はいくつかありますが、まずは舌の状態を鏡で見て確認してみましょう。
一時的なものなら、口内を清潔に保ち、しっかりと栄養補給をするだけで自然に治ります。

舌がヒリヒリ痛む原因

舌がヒリヒリ痛む原因として次のようなことがあげられます。

●口内の汚れ
食事の後に歯磨きをしなかったり、食べかすが残ったまま放置しておくと、舌の表面に細菌が繁殖することがあります。
細菌が繁殖して舌が炎症を起こすと、その部分がヒリヒリと痛むようになります。

●舌の粘膜の傷
熱いものを飲んだり食べたりした場合、舌の粘膜が火傷をした状態になり、ヒリヒリと痛むことがあります。
また、あやまって舌を噛んだり、歯や義歯が尖っていて舌の粘膜に当たり、傷ついて痛むこともあります。

●舌の口内炎
通常の口内炎は歯ぐきの部分に潰瘍ができて痛みますが、舌の粘膜にできる場合もあります。
1個または複数個が同時にできることもあり、口内炎の場合は何もしなくても痛むという特徴があります。

●口腔カンジダ症
カビの一種であるカンジダ菌は、口腔内の常在菌ですが、免疫力が低下していたり、抗生剤やステロイドの長期服用などにより異常増殖することがあります。
すると、口の中の粘膜や舌に白い膜ができ、食事の時などに痛むようになります。

●口腔アレルギー症候群
パイナップルやキウイフルーツ、オレンジなど、ある特定の野菜や果物を食べると、舌がヒリヒリしたり喉が痛むことがあります。
これは食物アレルギーのひとつで、通常は自然に症状は消えますが、まれに呼吸困難や喘息症状といった、重篤なアレルギー症状を起こすことがあります。

●ドライマウス
口の中の粘膜は、唾液により保護されています。しかし、唾液が減少し口の中が乾燥ぎみになると、少しの刺激で舌の粘膜が傷つきやすくなり、ヒリヒリと痛むことがあります。

●舌痛症(ぜっつうしょう)
舌の外見は特に異常がないにもかかわらず、火傷をしたようなヒリヒリした痛みが毎日2時間以上あり、それが3ヶ月以上続いている場合、「舌痛症」の可能性があります。
40代以上の閉経後の女性に多く見られ、ホルモンバランスの乱れや精神的ストレスが原因と考えられています。

●栄養素の不足
炭水化物や肉類などの脂肪分の多い食生活が続き、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足すると舌に痛みが出ることがあります。
特に皮膚や粘膜を正常に保つビタミン類や、亜鉛・鉄などのミネラル不足により、舌がヒリヒリすることがあります。

●その他
その他、舌がヒリヒリと痛む原因として、金属アレルギー、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、白板症(はくばんしょう)、舌がんなどがあります。

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舌が痛むときの対処法

●舌に刺激が少ないものを食べる
舌の傷や口内炎、細菌の感染などが原因で痛む場合、必要な栄養素を摂らないとなかなか治りません。自然治癒力を高めるためにも、できる限り舌に刺激が少ないものを選んでしっかりと食事をするようにしましょう。
適度に冷ましたおかゆやスープ、野菜ジュースなどがおすすめですが、市販の高カロリーゼリーなどを飲むのもおすすめです。

●軟膏を塗る
舌に口内炎や傷ができて痛む場合、軟膏を塗ると治癒が早くなる場合があります。
ただし、使用する軟膏は、病院で処方されたものや、薬局できちんと薬剤師のアドバイスを受けたものに限ります。
歯磨きなどをして口の中を清潔にしてから使用しますが、じかに舌に塗るのが難しい場合は、ガーゼなどにつけてから舌の痛む部分に密着させ、30分ほどそのままにしておくという方法もあります。

●病院で診察を受ける
舌の痛みがひどかったり、外見上、明らかに異常が見られたり、いつまでも痛みが治まらない場合は、病院で診察を受けましょう。
歯や義歯の診察や調整が必要な場合は「歯科」へ、舌に外見的な異常が見られる場合は「口腔外科」や「耳鼻咽喉科」を受診しますが、時には「消化器科」や「神経内科」での検査が必要になる場合もあります。そのような場合は、担当医に紹介状を書いてもらうこともできます。

舌の痛み・予防法

舌の痛みが繰り返さないよう、次のような方法で予防しましょう。

●口内を清潔にする
食事の後は、食べかすなどが残らないように丁寧に歯磨きをして、口の中を清潔にしましょう。市販の洗口液で口の中を洗浄するのも効果があります。
口の中を清潔に保つことにより、細菌の繁殖や口内炎による舌の痛みを予防することができます。

●亜鉛・鉄・ビタミン不足に注意する
亜鉛や鉄、ビタミンなどの欠乏により、口内の粘膜が弱くなり口内炎も発症しやすくなります。舌の痛みを予防するためにも、食事でこれらの栄養素が不足しないようにしっかり摂りましょう。
どうしても不足しがちな場合は、サプリメントなどで栄養素を補給しましょう。

●アレルギーを起こすものを食べない
特定の果物や野菜を食べたときに舌がヒリヒリする「口腔アレルギー症候群」の場合は、原因となるものを食べないようにすることが大切です。
果物や野菜の種類によっては、火を通したりヨーグルトをかけて食べればアレルギーをおこさないものもあります。

●歯や義歯の調整
自分の歯や治療した歯、義歯などが舌に当たって同じ場所を刺激し続けると、そこに細菌が繁殖したり口内炎になって舌が痛むことがあります。
歯科で適切な治療を受け、義歯はきちんと調整してもらうようにしましょう。

●休養・睡眠をしっかりとる
ストレスや体の抵抗力の低下も、舌の痛みの誘因になります。
普段から休養や睡眠をしっかりとり、体調を整えておくようにしましょう。

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■ひとくちメモ
舌の表面には、うっすらと白っぽいものがかかっていますが、これは「舌苔(ぜったい)」というもので、舌から剥がれた上皮細胞や細菌、食べ物のカスなどが溜まって苔のようになっているものです。
白っぽいだけなら特に治療の必要はありませんが、口臭の原因となっている場合は、舌ブラシなどで丁寧に取り除くようにしましょう。
歯ブラシなどでゴシゴシやると、舌に傷がつき痛むことがあるので避けてください。
また、この舌苔がまったくない場合や、黄色や茶色、黒色などの場合は何らかの疾患が隠れていることがあるので、口腔外科などで診察を受けるようにしてください。

 


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